死刑という社会的テーマに真正面から描いた、重たい重たい映画。
ショーン・ペン演じる死刑囚、スーザン演じる尼僧・・・、出演者、誰もが痛みってか、弱みを抱えて生きていて、人間臭くて良かった。
主人公は加害者なのだけど、その加害者の人権だけではなく、被害者の哀しみも見過ごさず丁寧に描かれ、さらに複雑なものとしている。
だから、現実はそう上手くはいかないわけで、誰も完全には救われないのよね。
希望の光は見えても、ハッピーエンドではない。
そこが良かった。
この映画で、シスター役のスーザン・サランドンはアカデミー賞主演女優賞を、ショーン・ペンは惜しくもアカデミー賞を逃したけど、ベルリン映画祭男優賞を受賞している。
個人的にショーン・ペンの大ファンなのだけど、本当に何を演じさせてもこの人は上手いね〜。
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Posted by mogajo at 23:58│
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