2004年10月24日

狂い咲く男と女の運命は・・・!?「恋の門」

koinomon_tirashi松尾スズキ脚本・監督、羽生生純原作、松田龍平、酒井若菜主演の「恋の門」を見てきました。

koinomon蒼木門(松田龍平)は、石で漫画を描く自称「漫画芸術家」。売れていないし、バイトはクビになってばかり。おまけに、ハタチを過ぎても童貞。

ある日の朝、初めてのバイト先へ行く途中、道路にハート型のイイ石を見つけた門は拾おうとするなり、出勤に急ぐOLのヒールに指を踏まれてしまう。そのOLが、証恋乃(酒井若菜)。

ひょんなことから、二人は付き合うようになるが、恋乃はコスプレーヤーで、剣術格闘ゲーム「ソウルキャリバー」の熱狂的なファン。

衣裳を手作りし、自らは「シャンファ」に扮し、「ホン・ユンスン」が似合うボーイフレンドを求めて、少なからず男性遍歴を重ねていた・・・。

しかも、恋乃は「ノイコ」名義でこれまでに漫画の同人誌を出している、コミケでは売れっ子のアマチュア漫画家。

門と恋乃とその周りの人々が繰り出すオタク純愛。。。


松尾スズキ脚本なだけに、お話のほうは一癖あるラブコメ。

ラブシーンの多い映画って苦手なのだけど(かったるくなってくる)、必ず「オチ」があって笑えるラブアホシーンだったから面白かった。

わき役の出演者がまた笑える。

イメクラ店の店長役が三池崇史監督だったり、イメクラのお客さん役が枡野浩一と山本直樹で、コミケの店の人が内田春菊、旅館の女将役が安野モヨコ、登山しているカップルを田辺誠一と片桐はいりが好演していた。。。

忌野清志朗は、松田龍平演じる「蒼木門」の住んでいるボロアパートの住人なのだけど、この人はどんな映画でどんな役で出ていても、やっぱり忌野清志朗なんですよね。
歌うたって踊っている姿が、もうどうにも忌野清志朗でしかない。
でも、ステキだった。

さらに、劇中のアニメーションを庵野監督がちゃんと撮ってたりして。
あと、ホントにちょい役の本屋さんの店員役を市川染五郎が普通に演じていた。

これ、ホントみんなでワイワイ、面白おかしく撮ったんだろうなぁ。

なんだか、松尾スズキの人柄や交友関係も分かるような映画だった。


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